ヴェルディマンションギャラリー観音スタッフの澤岡です。
季節は師走、12月に入りまして寒さも一段と増してきました。
今日の話題は、住宅検討者の方にとって興味深い今後の住宅ローン控除
について現時点で公表されている内容、未確定要素など、個人的な所見
を語りたいと思います。
住宅ローン控除の役割りは、個人消費の底上げを目的としており
マイホーム取得による住宅本体以外に、家具家電購入や新生活準備に
かかる全般の消費により、様々な業種へ恩恵も大きい為、国の政策
として1970年台より長期にわたって継続されてきました。
近年だと消費税の10%への増税などによる消費の落ち込みを防ぐ為
最大13年の控除期間を設けるなど手厚い内容となっており、住宅取得者
にとって、購入の切っ掛けになる重要な制度です。
11月18日に、政府が12月にまとめる令和4年度税制改正大綱(案)において
住宅ローン控除の条件見直しが検討されているという情報が公表されました。
≪ 検討されている内容と協議が必要な内容≫
①控除率の見直し 【 可能性 高 】
控除率1% より 0.7%程度に縮小を検討中 逆ざやの解消?
②契約・入居条件 【 情報待ち 】
令和3年12月~令和4年契約、居住開始令和4年の物件
③控除期間について 【 情報待ち 】
業界では控除期間の延長を求める声もあり 10年以上?
※検討段階の情報です。
①控除率の縮小理由は、住宅ローンの変動金利など1%を下回る商品が多く
結果的に利息以上に控除が受けれる「逆ざや」が発生する事を懸念し、借り得
を抑制する目的で縮小。
しかし、実際に控除を受けている方ならご存知かもしれませんが、控除金額
は所得税や住民税の納付金額により、最大まで受けれるかは個人差があります。
〇資力の有る高所得者ほど恩恵が大きい
〇固定金利で1%を超える方は従来の控除率でも逆ざやにならない
など色々問題点はありますが皆さんはどう思われますか。
続いて②契約・入居条件について、現行は分譲住宅の場合11月30日迄の契約で
令和4年末迄の入居物件で最長13年の控除を受けれる内容となっています。
税制改正の要望では、その延長を行い12月以降もローン控除が適用される事で
令和4年入居物件を検討していた方は、少し安心したのではないでしょうか。
ただし、上記①控除率の縮小がある為、全て良しとは言えないかもしれません。
個人的には、令和5年入居物件についても情報が含まれていれば良かったの
ですが、、、
なぜなら、ヴェルディ・タワーヴィレッジ宇品、ヴェルディ吉島東など今年
から分譲開始の物件は令和5年完成入居も多いので、業界的には情報補填して
して欲しかったです。
最後に③の控除期間について、具体的には触れられていませんでしたが
10年、又はそれ以上、最長15年など業界から要望が出ていますが正確な公表
があるまで分かりません。
こちらについては、控除率の引き下げを行うなら、せめて期間を長めにして
補填をして欲しいところです。
まだ、はっきりとした情報が出そろっていませんが、年内には税制改正大綱
の内容が公表されますので、皆さんにとって有益な内容であることを願います。
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